生産者紹介
生産者紹介:遠藤孝太郎さん
遠藤家は江戸時代からこの時庭で農業をされている生粋の農家です。さわのはなの種の管理者でもある孝太郎さんで8代目。息子さんの孝志さんで9代目の農家になるそうです。
「それ程、減農薬栽培が盛んな地域ではない。(遠藤さん談)」
という長井市の中で、いち早く農薬や化学肥料をできるだけ使わない栽培方法を取り入れ、おいしい農作物を育ててきました。さわのはなは、1997年に山形県の奨励作付品種を外れ、種の確保が危ぶまれましたが、「この美味しいお米が無くなるのは惜しい」と、種の保存に取り掛かったのが、遠藤さんを中心とする「さわのはな倶楽部」のメンバーでした。
その後、遠藤さんや「さわのはな倶楽部」のメンバーが栽培したさわのはなが、食味コンテストで特別優秀賞を取るなど、その食味の良さが改めて評価されています。また、遠藤さんは優秀な農家である一方、バンドを組んで歌手もするという多才ぶりで、長井市を走るローカル電車・フラワー長井線のテーマソングも歌われています。
産地紹介
産地紹介:山形県長井市
長井市は山形県南部・置賜地方にある人口28,000人の小さな町です。さわのはなの産地・時庭は昔ながらの田園的な風景が残る地区で、百日山・朝日連峰からの吹きおろしの風を防ぐ為の「屋敷林」という防風林を備えた住居が点在しており、「散居集落」と呼ばれています。
また、希少品種のお米「さわのはな」に限らず、「花作大根(はなつくりだいこん)」や「馬のかみしめ(枝豆)」といった伝統野菜の栽培にもビュッフェでおり、伝統野菜や在来作物の種子の保存にも熱心な地域です。
さわのはな
食感・舌触りが独特な
「個性的」 タイプ
さわのはなについて、お米マイスターからの一言
さわのはなは、幻のお米とも呼ばれる希少品種です。個人的に、何より特徴を感じるのは、さわのはなの食感です。最近のどのお米とも似ていない「もそっと」した舌触りのある食感が個性的です。ツルッとしているつや姫と食べ比べると、違いが良くわかります。
ご注文頂いてから精米しています
お米は精米した瞬間から食味が落ちていきます。
精米したての鮮度の良いお米を召し上がって頂けるよう、その日のご注文内容に必要な数量のみを精米しています。多めに精米して、白米で取り置くことはしていません。
さわのはなを炊く時の水加減は?
さわのはなは、やや柔らかめの炊きあがりですが、通常の水加減で大丈夫です。
さわのはなは、冷めてくると食感や旨みが増して印象が変わるので、一度わざと冷まして食べてみるのもオススメです。
さわのはなに合う料理:卵かけごはん
「さわのはな」で卵かけごはんにすると、特徴である「もそっと」した食感と卵が良く絡み、とても相性が良いので、美味しい卵が手に入った時はぜひオススメしたいです。さわのはなには卵かけごはんがオススメです。「さわのはな」で卵かけごはんにすると、特徴である「もそっと」した食感と卵が良く絡み、とても相性が良いので、美味しい卵が手に入った時はぜひオススメしたいです。また、表現が難しいのですが、さわのはなの甘さは素朴な感じなので、カレーなどの味の濃い料理と食べると、さわのはなの良さが消えてしまいます。漬物に味噌汁におひたしなど、昔ながらの和食との相性が良いお米だと思います。
尾形米穀店の理念:「食卓に笑顔を」
尾形米穀店では「食卓に笑顔を」という理念を掲げています。美味しいお米を食べると、人は自然と笑顔になりますよね。そして、一緒に食卓を囲む家族や友人との会話が楽しければ、さらに笑顔になります。今、精米しているこのお米を食べる人に「美味しい!」ともらいたい。そして、お米と通じて、笑顔で食卓を囲める家族を1件でも多く増やしたい……そんな気持ちで、毎日お米を精米しています。そして「食卓に笑顔を」増やすために私達がオススメしているのが「お米の食べ比べ」です。