品種特徴
生産者紹介:おきたま興農舎
おきたま耕農舎さんは1、980年代に同じ志を持った11人の農家さんが集まって興した農業法人です。
その方針は「土が良ければ美味しい作物が育つ」というもの。
最近注目されている有機栽培や自然栽培ですが、おきたま耕農舎さんはなんと20年以上前から極力農薬や化学肥料を使わない栽培方法を取り入れ、今日まで実践してきました。
お米だけでなく果物や野菜など、「人の口に入る農作物は美味しくて体に良い物を提供する」という考えを共にする農家さんたちが、20年以上至る情報の共有や試行錯誤を繰り返し、日夜農作業に勤しんでいます。
産地紹介:山形県高畠町
高畠町は山形県の南東に位置し、宮城県と福島県に接している山あいの盆地です。
高畑町はその土地柄、山の恵みである清らかな水と栄養豊かな土壌に恵まれ、山形県の中でも有数の昼夜の寒暖差が大きい気候が作用し、農作物や果物が美味しく育つ環境が整っています。
そのため古くから農業が盛んな地域で、縄文時代の遺跡も多く見られたり、江戸時代には近くを流れる最上川の水運で江戸に農作物が運ばれるなど、先人たちの時代から農業が営まれてきた歴史的な土地でもあります。
ぶどうのデラウェアの生産量は日本一を誇り、ワイナリーも多く、一般的にはフルーツの街として人気が高い高畑町ですが、お米や野菜など、農作物全般の評価が山形県内でも高い地域です。
山あいでは、りんご、ぶどう、ラ・フランス、さくらんぼ等の果物を、盆地部分の平地では野菜やお米などを栽培していて、町のどこを見ても美味しい農作物で囲まれている素敵な土地です。
お米マイスターから一言
ササニシキは1990年代まではコシヒカリと並び米の横綱と呼ばれていました。味は非常にさっぱりしており、粘りも少なく、和食のように繊細な料理の邪魔をしない、まさに日本人にピッタリの品種です。
たくさん食べても食べ飽きたり胃もたれを起こすこともなく「お米の好きな人は最終的にササニシキに戻ってくる」と言われるほど、根強い人気がある品種です。