どちらも山形県藤島町で開発され、1992年に同時デビューした2品種。はえぬきは22年連続の特A受賞を成し遂げ、山形の一時代を築きました。お米の甘さと程よい粘りが特徴の万能品種です。
一方のどまんなかはササニシキを超える食味との評判で華々しくデビューしたものの、翌年の大冷害で壊滅的な被害を受け、その後は徐々に栽培されなくなっていきました。今では、栽培している農家さんもほとんどいない「幻のお米」です。
粘りと甘みが強めのはえぬきと、大粒のスッキリタイプで食感に特徴のあるどまんなか。どちらも料理との相性が良い品種ですが、違いがはっきりとわかりやすいので、あなたの好みの傾向を見つけるのにもオススメの食べ比べです。